要件定義の進め方

システム開発の大炎上を防ぐために、上流工程(前工程)に位置する「要件定義」について、考えていくブログです。

要件定義書の作り方
PDCAサイクルではなく、PDCサイクルを回そう
あるべきV字モデルについて整理した
スコープを決めてから、QCDの議論をしよう

あるべきV字モデルにおけるレビューの実施タイミングについて整理した

あるべきV字モデルにおけるレビューの実施タイミング ①:要件定義書作成完了後 ②:要件定義書に対応するテスト仕様書作成完了後 ③:設計書作成完了後 ④:設計書に対応するテスト仕様書作成完了後 ⑤:実装完了後 ⑥:設計書に対応するテスト仕様書作成完了後 ⑦…

画面要件を定義するときに利用する部品

部品名称一覧 各部品の使い分け 各部品に関する要件の定義方法 結論:部品の名称の認識を顧客側とベンダ側で合わせておこう 画面の要件を定義するときに、画面内に配置する部品の項目を理解しておくと要件定義がしやすい。以下に、項目の一覧を示しておく。…

規模を見積もってから時間を見積もろう

見積は2種類存在する 規模を見積もらないと、時間を見積もれない 何人でやるのかが決まらないと、時間を見積もれない 結論:納期の話をする前に、まず、規模を見積もろう 長い間プロジェクトに携わっていると、納期だけが決まっているプロジェクトに出くわす…

IPAの非機能要求グレードの中項目を理解する(A.1 可用性>継続性)

A.1 可用性>継続性 継続性に関するまとめ 継続性に関する記事一覧 A.1 可用性>継続性 req-definer.com 上記の記事で紹介したIPAの非機能要求グレードに関して、小項目をちょっとずつまとめてきた。今回まとめた項目は、中項目としての継続性に分類されるも…

IPAの非機能要求グレードの小項目を理解する(No5/119:稼働率)

稼働率を決めるうえで大切なことは、業務が停止したときにどのくらい困るかを明確化すること 24時間365日稼働するクラウドサービスの場合 まとめ 結論:まずは、業務の停止許容時間を決めた後に、目標稼働率を決めよう 今回は、稼働率について紹介する。 ①稼…